〇〇を手に入れたら・・・
〇〇になったら・・・
本当に満たされるのでしょうか?
ドーパミンの役割
目指していた目標や夢が叶えば、嬉しいし、喜びを感じますよね😊
自然と笑顔になるし、テンション上がるし・・・
もぉ~幸せ~(⋈◍>◡<◍)。✧♡ ですよね。
この時、何が起きているかというと・・・
私たちの脳ではドーパミンが、どば~っと出て、脳が「快楽」を感じています。
ドーパミンとは神経伝達物質で、運動調節、ホルモン調整、快の感情、意欲、学習などに関係するものです。
目標を達成した時や、欲しいものを手に入れた時、脳内ではドーパミンが出るようになってるんです。
ドーパミンは、生きる意欲や向上心に結びついていて、「うれしい」「楽しい」といった感情や「がんばろう」「やってみよう」っていう、やる氣を生み出します。
ドーパミンが分泌されると、前向きに考えることができるし、喜びや快感を感じられるため、別名:やる氣ホルモンと呼ばれます。
ドーパミン、ありがと~♪
何かを得ることで感じる幸せの限界
でも、この快楽ってどんなに大きくても、どんなにウキウキしても、ずーっとは続かないんです。
だから1つの快楽がさめると、脳は新たにもっと大きな快楽を求めるようになります。
なんとなく感覚的にわかりますよね?
慣れちゃうっていうのかな?
当たり前になっちゃう😌
そして「〇〇になれば、もっと幸せになるんじゃないか」
「〇〇を手に入れたら、もっと幸せを感じるんじゃないか」って
次から次へと願望がでてくるんだよね。
「もっと!もっと!」 って。
ドーパミンから得られる快楽には、上限がないんです。
これは、悪い面ばかりではないのです。
そうやって、どんどん目標を高めて、成長していくことが出来ますもんね!
依存症のお話
この求める報酬や快楽が得られなくなった時、ちょっと厄介なのです。
脳は一度経験した快感を記憶し、再びその快感を得ようと「その経験を繰りかえしたい」と思います。
でも、もらえるはずたった報酬がもらえない、得られるはずの快楽が得られない時、脳はストレスを感じてしまいます。
「相手の評価がおかしいんじゃないか」なんて不満を感じたり…。
そして、なんとしてでも手に入れようとしてしまうため、病的な状態に陥ってしまうこともあるのです。
過食やアルコール依存症、ギャンブル依存症等は、ドーパミンが暴走しちゃった状態なんです。
依存症とまでいかなくても「もっと!もっと!」って欲しくなる気持ち…
わかりますよね(・_・;)
本当の幸せは、ドーパミン的快楽や喜びでは得られない
「〇〇があれば幸せ」
「〇〇になれば幸せ」
「〇〇が手に入れば幸せ」
願望が達せられることで幸せになれると思ってたけど…。
だからこそ、がんばってきたんだけど…。
でも、何かを得ること、目標を達成することだけでは、私たちは本当の意味で満たされないのです。
ドーパミン的な快楽・喜びは一時的で、刺激的。
そして「もっと、もっと」と欲しくなる。
望んだ報酬が得られなければストレスを感じ、快感・報酬を得るためにもっとがんばる。
上限がないんです(;’∀’)
目標を揚げてがんばって、報酬を得るというドーパミン的「快楽」を追求する幸せ(ドーパミン的価値観に基づいた幸せ)は、永遠には続かないのです。
あなたは幸せを感じていますか?
あなた自身はどうですか?
幸せを感じて生きていますか?
一緒に山登りに行くAさんとBさんがいたとします。
Aさん「絶対頂上を目指すぞ!」
Aさんは明確な目標を設定し、それをクリアするために努力を惜しみませんし、どんなに天候が悪化したとしても、頂上に行きつくことを諦めません。
Bさん「山登りを楽しもう!」
頂上は目指すけれど、例え頂上まで登れなかったとしても、山歩きを楽しめればいいやって思っています。
どちらが正しいとか、どちらが良いとかではないのです。
どちらでもいいし、時と場合によって、どちらも必要なんだと思います。
結局大切なことは・・・
それで、私は幸せなのか? 満たされているのか?
なのかな・・・。
まとめ
私は、今までドーパミン的価値観で生きてたな~って思うんです。
決して悪いものではないんですよ。
でも、本当の幸せには繋がらないんだよね(・_・;)
だから、ずっと「なんか違う」って感じてたのかも知れません。
■ドーパミンは、神経伝達物質で、運動調節、ホルモン調節、快の感情、
意欲、学習などに関係する。
■ドーパミン的価値観は、報酬・快楽を追求する。
■ドーパミンが分泌されると、前向きに考えることができ、
喜びや快感を感じられる=「やる氣ホルモン」
■ドーパミンが分泌されて得られる快楽に上限はない。
=どんどん目標を高めて成長することができる。
■脳は、この求める報酬や快楽が得られなくなった時、ストレスを感じる。
■ドーパミンが暴走すると依存症に発展。